SMTPの拡張ステータスコード
このページには、SMTP API によって返されるすべての SMTPの拡張ステータスコード が一覧表示されます。
通常、以下を明示的に処理する必要があります:
- 4xx - 一時的な障害 (再試行することが望まれます。)
- 5xx - 永続的な障害 (再試行する前にリクエストを修正する必要があります。)
2xx と3xx 範囲のコードは、プロトコルの正常な状態 を表しており、通常はSMTPクライアントライブラリによって 自動的に 処理されます。
2xx - 成功
| ステータスコード | SMTPレスポンスメッセージ | コマンド | 説明 |
|---|---|---|---|
220 2.0.0 | TLSを開始する準備完了 | STARTTLS | TLSハンドシェイクを開始する準備ができました。サーバーは STARTTLSコマンドを受け入れ、クライアントはTLSネゴシエーションを開始する段階に入りました。 |
221 2.0.0 | 終了 | QUIT | セッションは正常に終了しました。サーバーは、接続を終了するためクライアントの QUITコマンドを承認しました。 |
235 2.7.0 | 認証に成功 | AUTH | クライアントがAUTHコマンド機能のいずれかを介して有効な認証情報を提供し、認証が完了しました。 |
250 2.0.0 | OK | RSET | トランザクションの状態が RSETコマンドによってリセットされました。進行中 (MAIL FROM / RCPT TO / DATA) の状態はすべてクリアされました。 |
250 2.0.0 | OK | NOOP | キープアライブは NOOPコマンドによって承認されました。サーバーはまだアクティブで、接続は正常です。 |
250 2.1.0 | 送信者 <アドレス>OK | MAIL FROM | 送信者アドレスは MAIL FROMコマンドによって受け入れられました。サーバーはメールアドレスの形式の妥当性を確認し、受信者を受け入れる準備ができています。 |
250 2.1.5 | 受信者 <アドレス>OK | RCPT TO | 受信者アドレスは RCPT TOコマンドによって受け入れられました。サーバーはメールアドレスの形式の妥当性を確認し、受信者リストに追加しました。 |
250 2.6.0 | <message_id>としてキューに入れられたメッセージ | DATA | メッセージ本文は、DATAコマンド後に正常に受信され、処理されました。サーバーは、システム内でメッセージを追跡するためのUUIDを返しました。 |
備考
<message_id>は、NTT CPaaS SMTP APIによって受け入れられた各メッセージに割り当てられる一意の識別子です。配信レポートを取得する際、<message_id>を使って、どのレポートがどのメッセージに対応しているかを特定することができます。
3xx - 中間
| ステータスコード | SMTPレスポンスメッセージ | コマンド | 説明 |
|---|---|---|---|
354 | <CR><LF>.<CR><LF>でデータ終了 | DATA | サーバーは、DATAコマンドでメッセージ本文を受信する準備ができています 。クライアントは、メールのコンテンツを送信し、末尾にドット1つを含む行を付けて終了するようにすべきです。 |
4xx - 一時的な障害
一時的な障害 は、リクエスト自体は有効であったものの、その時点では 処理できなかった ことを示しています。
| ステータスコード | SMTPレスポンスメッセージ | コマンド | 説明 |
|---|---|---|---|
421 4.3.0 | メールシステム障害、送信チャネルの閉鎖を意味します | いずれか | 一時的な内部エラーが発生しました。システムは、接続を閉じて自らを保護しています。クライアントは、しばらく待ってから再試行するようにすべきです。 |
421 4.3.2 | 接続数が多すぎるため、しばらくしてから再試行 | 接続 | サーバーの総接続数の上限に達しました。クライアントは、しばらく待ってから再試行するようにすべきです。 |
421 4.3.2 | クライアントの接続数が上限到達 | 接続 | クライアントのIPアドレスで、同時に開かれている接続数が多すぎます。クライアントは、開いている接続を再利用するか、しばらく待ってから再試行するようにすべきです。 |
421 4.3.2 | サービスが利用不可 | DATA | ダウンストリーム処理サービスが一時的に使用できません。クライアントは、しばらく待ってから再試行するようにすべきです。 |
421 4.4.0 | コマンドの実行中に問題発生。しばらくしてから再試行 | いずれか | サーバーがコマンドを処理している時に入出力エラーが発生しました。接続が切断されます。クライアントは、しばらく待ってから再試行するようにすべきです。 |
421 4.4.2 | クライアント待ちのタイムアウト | いずれか | クライアントが次のコマンドを送信するのに時間がかかりすぎました。サーバーがタイムアウトし、接続を閉じようとしています。クライアントは、コマンドを速やかに送信するようにすべきです。 |
421 4.4.2 | DATA中のタイムアウト | DATA | クライアントがメッセージ本文を送信するのに時間がかかりすぎました。サーバーがタイムアウトし、接続を閉じようとしています。クライアントは、コマンドを速やかに送信するようにすべきです。 |
421 4.4.2 | DATA中の接続リセット | DATA | サーバーがメッセージ本文を読み取っている間に、TCP接続がクライアントによって予期せずリセットされました。クライアントは、接続設定とタイムアウトを確認するようにすべきです。 |
452 4.5.3 | 受信者が多すぎる | RCPT TO | メッセージは、1回のトランザクションの送信対象として許可されている受信者の最大数を超えています。 |
5xx - 永続的な障害
永続的な障害は、リクエストを修正しない限り成功しないことを示しています。
| ステータスコード | SMTPレスポンスメッセージ | コマンド | 説明 |
|---|---|---|---|
501 5.1.7 | 正しくない送信者アドレス <address> | MAIL FROM | MAIL FROMコマンドで指定されたメールアドレスは、有効なメールアドレスではありません。送信者のアドレスの形式 (例:user@domain.com) を確認するようにしてください。 |
501 5.1.7 | 正しくない受信者アドレス <address> | RCPT TO | RCPT TOコマンドで指定されたメールアドレスは、有効なメールアドレスではありません。受信者のアドレスの形式 (例:user@domain.com) を確認するようにしてください。 |
501 5.5.2 | 構文:EHLO <ホスト名> | EHLO | EHLOコマンドは、必要なパラメーターを指定せずに送信されました。正しい構文:EHLO mail.example.com。 |
501 5.5.2 | 構文:HELO <ホスト名> | HELO | HELOコマンドは、必要なパラメーターを指定せずに送信されました。正しい構文:HELO mail.example.com。 |
501 5.5.2 | 構文:STARTTLS (パラメーターは使用不可) | STARTTLS | STARTTLSコマンドは、余分なパラメーターを含めて送信されました。このコマンドは引数を受け入れません。正しい構文:STARTTLS。 |
501 5.5.2 | 構文:RCPT TO: <address> <parameters> | RCPT TO | RCPT TOコマンドの構文が無効です。正しい構文:RCPT TO<user@domain.com>。 |
501 5.5.2 | 構文:AUTH <type> <initial-response> | AUTH | AUTHコマンドの構文が無効です。正しい構文:AUTH PLAIN <base64-credentials>またはAUTH LOGIN。 |
501 5.5.4 | 構文:MAIL FROM: <address> <parameters> | MAIL FROM | MAIL FROMコマンドの構文が無効です。 |
501 5.5.4 | 無効ななBase64文字列 | AUTH | AUTH中に送信された資格情報は、有効なBase64でエンコードされたテキストではありません。クライアントのAUTHエンコーディングを確認するようにしてください。 |
501 5.5.4 | NUL (\0) を含まない | AUTH PLAIN | AUTH形式が無効です。です。デコードされた文字列は、 <NUL>username<NUL>passwordという形式に従う必要があります。 |
501 5.5.4 | 2つ目のNUL (\0) が含まれていない | AUTH PLAIN | AUTH PLAIN資格情報文字列の形式が正しくありません。デコードされたBase64の値は、\0username\0passwordという形式に従う必要があります。 |
501 5.7.0 | クライアントによる認証の取り消し | AUTH | クライアントがAUTHチャレンジ・レスポンス交換中に*を送信したため、認証が取り消されました。AUTH コマンドを再発行して、再試行するようにしてください。 |
502 5.5.1 | VRFYコマンドが無効化 | VRFY | VRFY (検証) コマンドは、ポリシー上の理由により、このサーバーでは無効になっています。 |
502 5.5.1 | EXPNコマンドが無効化 | EXPN | EXPN (メーリングリストの展開) コマンドは、ポリシー上の理由により、このサーバーでは無効になっています。 |
502 5.5.1 | 認識されないコマンド | いずれか | クライアントから送信されたコマンドがサーバーで認識されません。入力ミスやサポートされていない SMTP拡張機能がないか確認するようにしてください。 |
503 5.5.1 | すでに認証済み | AUTH | クライアントは、このセッションですでに認証されています。再度認証する必要はありません。 |
503 5.5.1 | 送信者がすでに指定済み | MAIL FROM | このトランザクションでは、 MAIL FROMコマンドがすでに発行されています。新しい送信者を指定する前に、 RSETを使ってトランザクションをリセットするようにしてください。 |
503 5.5.1 | MAILコマンドが必要 | DATA / RCPT TO | クライアントは、MAIL FROMを発行する前にDATAまたはRCPT TOを送信しました。正しいコマンドシーケンスは、MAIL FROM、RCPT TO、DATAです。 |
503 5.5.1 | RCPTコマンドが必要 | DATA | クライアントは受信者を指定せずにDATAを送信しました。DATA前に少なくとも 1 つのRCPT TOコマンドを発行するようにしてください。 |
503 5.5.1 | TLSがすでにアクティブ | STARTTLS | クライアントがSTARTTLSを発行しましたが、この接続ではすでにTLSセッションが確立されています。TLSネゴシエーションを2回行うことはできません。 |
504 5.5.4 | サポートされていない認証タイプ <mechanism> | AUTH | リクエストされた認証方式は、このサーバーではサポートされていません。 EHLOレスポンスで提示された認証方式 (例えば、PLAINまたはLOGIN) のいずれかを使用するようにしてください。 |
504 5.5.4 | AUTH方式の不一致 | AUTH | AUTHコマンドで指定された認証方式が、それを処理するハンドラーと一致しません。 |
504 5.5.4 | 認識されないコマンドパラメーター <args> | HELP | HELPコマンドが認識されないパラメーター付きで発行されました。利用可能なトピックを確認するには、引数を指定せずにHELPを発行するようにします。 |
530 5.7.0 | まずSTARTTLSコマンドを発行する必要あり | MAIL FROM / RCPT TO / DATA | サーバーは、メールコマンドを受け入れる前にTLS暗号化を必要とします。まず STARTTLSを発行し、TLSネゴシエーションを完了させてください。 |
530 5.7.0 | 認証が必要 | MAIL FROM / RCPT TO / DATA | サーバーは、メールコマンドを受け入れる前に認証を必要とします。まず有効な認証情報を使って AUTHコマンドを発行するようにしてください。 |
535 5.7.8 | 認証情報が無効 | AUTH | 指定されたユーザー名/パスワードまたは APIキーの検証に失敗しました。認証情報が正しくないか、アカウントが存在しません。 |
550 5.3.0 | サーバーエラー | DATA | メッセージの処理中に予期せぬ内部エラーが発生しました。問題が解決しない場合は、サポートまでお問い合わせください。 |
550 5.7.1 | 不正アクセス(ポリシーによるアカウントのブロック) | AUTH | 認証は成功しましたが、管理ポリシー (例えば、アカウントのブロックなど) により、そのアカウントまたはユーザーからのトラフィック送信がブロックされています。 |
550 5.7.1 | 許可されない送信者の未指定 | MAIL FROM | MAIL FROMアドレスが空です (送信者またはバウンスアドレスが指定されていません)。このサーバーは、送信者が指定されていないメールを受け入れません。 |
550 5.7.1 | 許可されない送信者 | MAIL FROM | MAIL FROM に指定された送信者アドレスは、このアカウントでは承認されていません。そのドメインまたはアドレスは登録も検証もされていません。 |
550 5.7.1 | ヘッダーのFromドメインのエンベロープのFromドメインの不一致 | DATA | メッセージの Fromヘッダーに記載されているドメインが、 MAIL FROMエンベロープ送信者で使用されているドメインと一致しません。これは、なりすましを防ぐための整合性チェックです。 |
552 5.3.4 | メッセージのサイズが設定されている許容上限を超過 | MAIL FROM | MAIL FROMのSIZEパラメーターが、サーバーで許可されるメッセージの最大サイズを超えています。メッセージのサイズを縮小するか、複数のメッセージに分割するようにしてください。 |
552 5.3.4 | メッセージのサイズが設定されている許容上限を超過 | DATA | メッセージの合計サイズ (本文と添付ファイル) が、サーバーで設定されている最大許容サイズを超えています。メッセージのサイズを縮小するか、複数のメッセージに分割するようにしてください。 |
554 5.6.0 | <CRLF>.<CRLF>の早期終了 | DATA | 適切なSMTPデータ終了シーケンス (CRLF.CRLF) を受信する前に、DATAストリームが終了しました。メッセージの送信は完了しませんでした。 |
554 5.6.0 | 無効または破損したMIMEマルチパート | DATA | メッセージのMIME構造を解析できませんでした。マルチパートの境界またはエンコードの形式が正しくありません。メールクライアントのMIME形式を確認するようにしてください。 |
554 5.6.0 | メッセージの読み取りに失敗。<例:ローカルアドレスの末尾がドットで終わっている> | DATA | メッセージのヘッダー内 (To, Cc, Bcc, From) にあるメールアドレスの構文が無効なため、解析できませんでした。 |
554 5.6.0 | 添付ファイルが空 | DATA | ポリシーによって拒否されました。メッセージ内の1つ以上の添付ファイルのコンテンツが0バイトです。空の添付ファイルを削除するか、実際にコンテンツがあるファイルだけを添付したメッセージを再送信するようにしてください。 |
554 5.6.0 | インライン画像が空 | DATA | ポリシーによって拒否されました。1つ以上のインライン画像 (Content-ID参照) のコンテンツが0バイトです。空のインライン画像を削除するか、実際にコンテンツがあるインライン画像だけで構成したメッセージを再送信するようにしてください。 |
554 5.6.0 | 件名がない | DATA | ポリシーによって拒否されました。件名ヘッダーが欠落しています。 |
554 5.6.0 | 件名が長すぎる | DATA | ポリシーによって拒否されました。件名ヘッダーが長すぎます。 |
554 5.6.0 | 本文がない | DATA | ポリシーによって拒否されました。メッセージにはテキスト本文も HTML本文も添付ファイルもありません。少なくとも1つの形式のコンテンツが必要です。 |