ブロードキャスト経由のメッセージの作成と送信
ブロードキャストを使用すると、1つのメッセージを異なるチャネルの複数の受信者に送信できます。このページでは、受信者のアップロード方法、テンプレートの使用方法、フェールオーバーを有効する方法、プレースホルダーの追加方法なども含め、NTT CPaaSのWebインターフェースでブロードキャストを作成して起動する手順について説明します。
ブロードキャスト経由のメッセージの新規作成
ブロードキャスト経由のメッセージを一から作成するには、次の手順に従って行います:
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NTT CPaaSのWebインターフェース (opens in a new tab)にログインします。
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Broadcast (ブロードキャスト) (opens in a new tab) に移動し、Create broadcast (ブロードキャストの作成) を選択します。
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チャネルを選択します。
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受信者と送信者をそれぞれ選択して、メッセージを入力します。
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メッセージのスケジュール設定、トラッキングとレポート や詳細設定 を構成します。
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メッセージの下書き (ドラフト版) に名前を付けて保存し、プレビューに進みます。
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設定を確認し、ブロードキャストメッセージをLaunch (起動) します。
受信者をアップロードするためのファイル要件
アップロードするファイルは、以下の要件を満たす必要があります:
- サポートされているファイル形式:
.csv
、.xls
、.xlsx
、.txt
または.zip
- 最大ファイルサイズ:50MB
- 必須の列:少なくとも1つの列が電話番号のマッピングに使用できる必要があります。
ファイルをアップロードするには:
- Recipients (受信者) フィールドの横にあるAdd recipients (受信者の追加) > Upload from file (ファイルからアップロード) を選択します。
- コンピューター上のファイルを参照するか、Upload (アップロード) ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップしてから、Upload (アップロード) を選択します。
- (任意) Skip rows (行をスキップ) フィールドで、インポートするデータの開始行を指定します。システムは、指定された行の前の行を無視します。ファイルに区切り文字を使用している場合は、区切り文字とファイルエンコーディングを選択します。
受信者リストとしてアップロードできるファイルは1つ だけです。複数のファイルが含まれているZIPアーカイブを使用している場合は、最初のファイル のみが処理され、残りは無視されます。
Map your contact information (連絡先情報のマッピング) セクションで、次の操作を行います:
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少なくとも1つのDestination (送信先) フィールドをNumber (番号) (SMSやデジタルチャネルの場合) またはEmail (メール) にマッピングし、国番号のプレフィックスが正しいことを確認します。
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他のすべての列は、パーソナライズ用のプレースホルダーとして使用できます。
完了したら、Upload (アップロード) を選択し、ブロードキャスト設定の編集を続けます。
チャネル固有の手順
チャネル別の詳細手順については、以下の該当ページをご参照ください:
- ブロードキャスト経由のメール
- ブロードキャスト経由のMMS
- ブロードキャスト経由のモバイルプッシュ通知
- ブロードキャスト経由のSMS
- ブロードキャスト経由のViber
- ブロードキャスト経由のVoice
- ブロードキャスト経由のWhatsApp
- ブロードキャスト経由のZalo
ブロードキャストでのテストメッセージの送信
Send test (テスト送信) オプションを使用すると、ブロードキャストを本格的に開始する前に、1件のテスト用メッセージを送信して、コンテンツ、フォーマットやチャネルを通じた配信に問題がないかを確認できます。この機能は、メッセージの見栄えを事前にチェックし、動的なコンテンツやリンクを検証し、正常に配信できることを確認したい時に使用します。また、不必要な課金を避けるためにテストメッセージの送信は必要不可欠な場合のみに限定するようにし、大規模なブロードキャストを実行する前の配信の正確性を確認するために使用することをお勧めします。
メッセージを起動する前にテストするには、Send test (テスト送信) を選択し、受信者の情報を入力します。
テストメッセージの送信には、標準のブロードキャストメッセージと同様の料金が発生します。
この機能は、次のチャネルで使用できます:
- メール
- RCS
- SMS
- Zalo
ブロードキャスト用テンプレートの活用法
テンプレートを使用すると、ブロードキャストの作成に要する時間を短縮し、一貫性を保てます。
テンプレートを作成する方法は、2通りあります:
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ブロードキャストの作成中に、ページの下部にある Save template (テンプレートを保存) を選択します。
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または、 Template (テンプレート) (opens in a new tab) > Create template (テンプレートの作成) に移動します。
すべてのテンプレートは Templates (テンプレート) (opens in a new tab)に保存されます。各テンプレートには、タグ、チャネル、名前、それを使用するkコミュニケーションの数を示すアイコンが付いています。テンプレートは複製を作成したり、編集したり、削除したりできるだけでなく、テンプレートから新しいブロードキャストを作成することもできます。
SMSへのフェールオーバーの追加
フェールオーバーを使用すると、一次的な通信方法でコミュニケーションが失敗に終わった場合に備えて、バックアップの通信方法をセットアップできます。ブロードキャストでは、SMSのフェールオーバーを有効にすることで、最初の通信方法で送信したメッセージがバウンスした場合でも、エンドユーザーにテキストメッセージが確実に届くようにできます。
SMSのフェールオーバーは、以下のチャネルで使用できます:
- カカオトーク
- MMS
- RCS
- Viber
- Zalo
SMSのフェイルオーバーの有効化は、ブロードキャストの作成中に、以下の手順に従って行います:
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新しいブロードキャストを作成する際に、作成画面の下部にあるFailover to SMS (SMSのフェールオーバー) セクションまでスクロールし、トグルを使って有効にします。
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フェールオーバーのパラメーターを設定します。なお、ブロードキャストでは、複数のチャネルでフェイルオーバーを有効化できる [フロー]とは異なり、SMSのフェイルオーバーオプションしか提供されていませんので、ご注意ください。
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フェールオーバーSMSの送信者を設定し、本文コンテンツに含める一意の識別子やプレースホルダーなど、送信するメッセージを指定します。
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Continue to preview (プレビューを続行) をクリックしたら、エディターの Failover (フェールオーバー) ビューで、フェールオーバーSMSがエンドユーザーのモバイルデバイスにどのように表示されるかを事前に確認します。
プレースホルダーを含むブロードキャストメッセージのパーソナライズ化
プレースホルダーを使うと、どのチャネルかに関係なく、メッセージのパーソナライズ化が可能になります。パーソナライズ化に使用するプレースホルダーの数に制限は設けられていません。

プレースホルダーの値は、各パーソンのPeopleプロファイルから派生します。既存の値がない場合は、代わりに空のスペースが表示されます。プレースホルダーには、ファーストネームやラストネームなどのデフォルトのプレースホルダーを含めることができますが、ビジネスケースの要件に応じてカスタム属性を定義することもできます。
こうした構成をセットアップするには、 Webインターフェイス (opens in a new tab)にログインし、People > Configuration (構成) > Person custom attributes (Person カスタム属性) に移動します。