Voice メッセージ
ブロードキャスト経由のVoiceメッセージ
簡単な音声コミュニケーションを開始するには、ブロードキャスト を使用します。ブロードキャストは、NTT CPaaSプラットフォームの共有コンポーネントであり、使用する時は常にシンプルなWebインターフェイスを通じて操作します。これは、コミュニケーションチャネルを備えたスタンドアロンコンポーネントとして利用できるだけでなく、Momentsと併用することもできます。
Voice でブロードキャストを使用するには、様々な方法があります:
- 音声に変換されるテキストメッセージコンテンツを作成する (Text-to-Speech 機能)、または事前に録音されたオーディオファイル をアップロードします。そうすると、顧客が電話に出る時に、音声メッセージが聞こえるようになります。
- ブロードキャストは、顧客とやりとりしたい時に使用します。ブロードキャスト経由の音声コミュニケーションは、双方向通信をサポートします。顧客は電話のキーパッドを使ってインタラクションコード を入力することでコミュニケーションが取れるようになります。インタラクションコードは、[Advanced (詳細)]設定で定義できます。また、いくつかの追加ステップとアクションを設定することもできます。例えば、アクティブなコールを別の電話番号にリダイレクトしたり、オーディオファイルを再生したり、タグを使って顧客にオプトインまたはオプトアウトさせ、配信停止リストに顧客の番号を追加したりすることもできます。
ブロードキャスト経由で送信された音声コールは録音できます。詳細については、レコーディング について詳述しているドキュメントをご参照ください。このアドオンを有効にするには、当社の営業またはサポート (opens in a new tab)チームにお問い合わせください。
特定のタイプのVoice & Videoコールやそれぞれのレコーディングには、各国固有の規制が適用される場合があります。Voice & Videoをセットアップして使用を開始する前に、使用する国の通信規制をご確認ください。
さらに、ブロードキャストを介したVoiceコミュニケーションでは、留守番電話検出アドオンを使用できます。このオプションを使用すると、留守番電話がエンドユーザー側で検出された場合にコールをドロップするように設定できます。または、音声メッセージの再生を続行するようにアウトバウンドコールを設定することも可能です。その後、音声メッセージはエンドユーザーのボイスメールボックスに保存されます。
AMDを有効にするには、当社の営業またはサポート (opens in a new tab)チームにお問い合わせください。
Text-to-speech
この機能を使用すると、書き込まれたテキストをオーディオファイルに変換できます。そのファイルは、顧客が音声コールに応答した時に再生されます。
録音済みのオーディオファイル
この機能を使用すると、事前に録音されたオーディオファイルを使用して、顧客が音声コールに応答した時に再生できます。オーディオファイルのサイズは4MB未満である必要があります。提供されるファイルの形式については、mp3とwavがサポートされています。
インタラクションコード
インタラクションコードは、 デュアルトーン多重周波数 (DTMF)コード とも呼ばれます。これらをブロードキャストで使用して、顧客と対話しながら、通話中に次のステップを設定できます。
エンドユーザーが電話に事前定義されたインタラクションコードを入力すると、当社のプラットフォームは、ブロードキャストの作成時に定義した方法に従ってアクションを実行します。
Voice ブロードキャストの作成
ここから ブロードキャスト を使ったVoiceの設定手順について説明します。
すでにMomentsまたはVoiceをご購入されている場合、ブロードキャストはアドオンとしてインストール済みです。
事前定義されたテキストまたはオーディオファイルを使用してアウトバウンドコールを送信するには:
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お使いのアカウントにログイン (opens in a new tab)し、 Moments > Communications (コミュニケーション) > Create Broadcast (ブロードキャストの作成) に移動します。チャネルとして、 Voice を選択します。
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必要なフィールド (以下に列挙) を入力します。
- 受信者- 音声メッセージを受信するオーディエンスを選択します。その方法としては、番号リストをそのままコピー&ペーストするか、1件ずつ手入力するか、Peopleを使って対象顧客を検索することができます。
- 送信者- 送信者を選択します。エンドユーザーには、送信者が発信者IDとして表示されます。実際にお使いになっている業務用の電話番号を使用するか、NTT CPaaSからVoice番号をリースできます。Voice & Video は、数値送信者のみをサポートしています。
送信者の配信 (選択した発信者IDをユーザーの電話に表示) は、特定の国のVoice機能、可用性、および規制によって異なります。これは、発信者IDが別の番号に変更される可能性があることを意味します。
発信者IDアウトバウンドコール専用の送信者 (発信者ID) が必要な場合は、ターゲットとする着信先に適したVoice番号をリースする必要があります。
テキストから音声への変換に使用するメッセージコンテンツの作成を開始するには、エディターボックスをクリックします。[プレースホルダー]をクリックして、Peopleからのデータまたはアップロードしたカスタムデータファイルを使用してこのコンテンツをパーソナライズします。NTT CPaaSの顧客データプラットフォームであるPeople は、Voiceを含む様々なコミュニケーションチャネルでご利用いただけます。
Peopleを有効にするには、当社の営業またはサポート (opens in a new tab)チームにお問い合わせください。
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自動検出された言語を確認し、読み上げ速度を調整します。
- 言語 -メッセージの内容を変更するたびに、言語が自動的に検出されます。特定の方言が識別されていることを確認し、好みの声を選択してください。30以上の言語と100以上の音声から選択できます。
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別の方法として、エディターボックスにテキストを入力する代わりに、File upload (ファイルのアップロード) をクリックすることもできます。 パソコンからオーディオファイルを選択して、ブロードキャストにアップロードします。このオーディオファイルは、顧客が電話に出ると再生されます。ファイルの最大容量は4 MBです。
メッセージのスケジューリング
これを使用して、ブロードキャスト音声メッセージを起動するタイミングをスケジュールとして設定します。その際、日付、時刻とタイムゾーンを選択します。また、配信時間枠を設定したり、特定の配信日を指定したりすることもできます。
トラッキングとレポート作成
この機能を使用すると、顧客のアクションを追跡し、レポートを生成できます。APIでプルする配信レポートを有効にするか、お使いのウェブフックに配信レポートをプッシュするかを選択できます。ここでは、メッセージに追加してレポートに表示する People からの追加データを定義することもできます。
詳細オプション
ブロードキャスト の標準オプションに加えて、Voice チャネルには、Voice ブロードキャストを介したコミュニケーションをより詳細に調整できる高度なオプションも用意されています。
メッセージの送信速度と有効期間の詳細については、ブロードキャストのドキュメントに記載されている詳細設定 をご参照ください。
Voiceで利用可能な詳細オプションは次のとおりです:
- コールのリトライ
- 応答されたコールのオプション
- コールのレコーディング
- 留守番電話検出
- 一時停止と通話時間
- インタラクションコード(DTMF)
コールのリトライ
リトライ期間オプションを使用すると、最初のコールがまだ配信されていない場合に、1 人のエンドユーザーへのリダイヤルの最大回数を定義できます。最小パラメーターと最大パラメーターを使用して、リダイヤルする回数と間隔を設定します。リトライの最大回数は 4 回です。
例えば、コールを 10 分以内に 4 回リダイヤルするように設定します。最初のリダイヤルは 2 分後です。リダイヤルパターンとしては、1 分、2 分、5 分、10 分、20 分、30 分、1 時間、2 時間、4 時間、8 時間、16 時間などを選択でき、最大再試行期間に達するまでリダイアルするように設定することも可能です。

応答されたコールのオプション
このセクションには、コールのレコーディングや留守番電話の検出などの追加機能や、一時停止、通話時間、インタラクションコードを設定する機能があります。

留守番電話の検出
コールに応答したのがボイスメールか人間かを判断したい時は、AMD アドオンを使用します。
留守番電話が検出されたらコールを終了するようにしたい場合は、ドロップダウンメニューから Hang up (通話終了) を選択します。メッセージをエンドユーザーのメールボックスに保存する場合は、 Continue (続行) を選択します。
API 経由の Voice メッセージ
音声メッセージを使用して、1 つ以上の着信先番号 (固定電話または携帯電話) にアウトバウンドコールを開始できます。発信したコールに受信者が応答したら、事前に録音されたオーディオファイルまたはText-to-Speech機能で変換されたオーディオファイルを受信者に再生します。
さらに、エンドユーザーが電話のキーパッドで異なる数字を押した時の応答もキャプチャできます。
API経由で音声メッセージを使用する手順については、詳細な音声メッセージ (opens in a new tab)について記載しているAPIドキュメントをご参照ください。