インバウンドコールの構成
インバウンドコールは、世界中の様々な市場で現地での認知度を高めるのに適しています。この手のコールは、顧客が音声番号をダイヤルすることによって開始されます。この番号は NTT CPaaSから企業に貸し出されます。企業はその番号で掛かってくるインバウンドコールをどのように取り扱うかを自由に定義できます。
Voice番号
Voice番号は、NTT CPaaSプラットフォームでインバウンドコールを受信できる電話番号です。
インバウンドコール を使用する計画がある場合は、Voice番号が必要になります。また、アウトバウンドコールを発信する際に専用の発信者ID を使用したい場合も、Voice番号が必要です。
Voice番号はNTT CPaaSから購入またはリースすることができます。新しいVoice番号が必要になれば、Webインターフェイスまたは API から取得できます。
備考
アカウントの残高が不足している場合は、入金手続きを通じて補充くださいますようお願いいたします。
インバウンドコールアクションのセットアップ
インバウンドコールアクションは、Webインターフェイス (ChannelsとNumbers内のNumberに関する詳細) またはAPIを介して設定できます。
備考
Voice番号は、一度に1つのアクションにしか対応できません。
実行できるアクションは次のとおりです:
- Forward to a Phone Number (電話番号に転送) – すべてのインバウンドコールをお使いの業務用電話番号に転送します。
- Trigger Number Masking (番号マスキングをトリガー) – これは、コールを電話番号に転送する特殊なケースです。コールを転送する番号ならびに転送先で表示する発信者IDは、番号マスキングAPIリクエストに対する返答としてNTT CPaaSがお使いのプラットフォームから受け取る応答で定義されます。番号マスキング機能は、セキュリティと匿名性を保証します。詳細については、番号マスキングについて説明しているセクションをご参照ください。
- Use Conversations (Conversationsを使用) – すべてのインバウンドコールを NTT CPaaS Conversations に転送し、この番号を Conversations エージェントによるアウトバウンドコールで使用できるようにします。
- Forward to Subscription (サブスクリプションに転送) – NTT CPaaSのコールAPIを使って独自のコールを構成する場合、すべてのインバウンドコールをその構成に転送します。
- Forward to Call Routing (コールルーティングに転送) – すべてのインバウンドコールを NTT CPaaS コールルーティングに転送します。このアクションには、実行する特定のルートの指定を含めるか、特定のルートを指定しないようにすることができ、後者の場合は、コールルーティングがフィルター基準に一致するルートを検索します。
- Forward to IVR (IVRに転送) - すべてのインバウンドコールを IVRシナリオに転送します。このアクションは、Numbers API (番号API) で設定できます。
- No Action (アクションなし) – インバウンドコールは構成をトリガーせず、転送もされません。