ダッシュボードの更新:新機能と移行ガイド
早期アクセスNTT CPaaSは、機能を強化するように再設計したAnalyze ダッシュボードの提供を開始しました。移行期間中は、デュアルダッシュボードシステムが導入されます。これにより、利用資格と使用するチャネルによっては、古いダッシュボードと新しいダッシュボードに両方同時にアクセスできるようになります。
SMS、MMS、WhatsApp、メール、RCS、Viber BMチャネルをご使用のお客様は、これらのチャネルに関する情報は新しいダッシュボードからのみ入手可能となります。即ち、こうした情報は、今後古いダッシュボードには表示されなくなります。
オープンな早期アクセスプログラムの一部である新しいダッシュボードは、特定の前提条件の対象となります。従来のダッシュボードと新しいダッシュボードが完全に統合されるまで、新しいダッシュボードでまだサポートされていないチャネルの情報は、古いダッシュボードで引き続き表示されます。従って、ダッシュボードの利用資格をお持ちのお客様でも、どのチャネルを使用されているかによって、新しいダッシュボードへのアクセスが制限される場合があります。

概要
再設計されたAnalyzeダッシュボードは、データ分析のニーズにより直感的に対応できる強力なツールとして、これまでよりも高い性能とユーザーブレンドリーなインターフェイスを提供することを主眼に置きながら格段にアップグレードされています。こうした改良により、より深みのあるインサイトを得て、チャネルをより効果的に管理できるようになります。
移行期間
移行期間中は、セットアップの状況に応じて、次のことが予想されます:
- デュアルアクセス:お客様によっては、古いダッシュボードと新しいダッシュボードの両方にアクセスできます。各自のユーザー資格や構成に基づいて、一部のお客様は新しいダッシュボードにしかアクセスできない場合があります。
- チャネル固有のアクセス:SMS、MMS、WhatsApp、メール、RCSとViber BM のチャネル情報は、新しいダッシュボードでのみ入手できます。他のチャネルの情報については、新しいシステムへの完全統合が完了するまで、引き続き古いダッシュボードでアクセスできます。
スムーズな移行を促進するために、直感的なナビゲーション機能も導入し、新旧ダッシュボードに両方アクセスできるユーザーが画面に表示するダッシュボードを簡単に切り替えられるようにしています。明快なビジュアルキューとアイコンが、両インターフェイスを区別するのに役立ちます。
利用資格とアクセス
新しいダッシュボードは、オープンな早期アクセスプログラムの一部として利用でき、特定の前提条件を満たす必要です。この新しいダッシュボードにアクセスできるかどうかは、お客様が使用するチャネルによって決まります。
- プライマリチャネル (SMS、MMS、WhatsApp、メール、RCS、Viber BM):これらのチャネルの少なくとも 1 つを使用しているお客様に関しては、ご利用のチャネルの情報を新しいダッシュボードに表示されます。
- セカンダリチャネル (Voice、プッシュ通知など):これらのチャネルの情報は、新旧ダッシュボードの完全統合が完了するまで、引き続き古いダッシュボードに表示されます。
- レガシーアカウント:新しいダッシュボードの導入前のセットアップのままご利用を続けられているお客様は、別途通知が届くまで古いダッシュボードの使用を継続していただくことになります。
- データセンター:新しいダッシュボードは、すべての DCで何の制約もなくアクセス可能です。
- 非SaaS拠点 (ロシア連邦、南アフリカ、香港、ブラジル、シンガポール、マレーシアのDC):これらの拠点では、そこで生成されたレポートの複製データをフランクフルトDCに集約することにしているため、その移行に伴う変更が発生することが予想されています。
顧客シナリオ
- プライマリチャネルのみ:プライマリチャネルのみをご利用のお客様に関しては、それぞれの関連データがすべて新しいダッシュボードに表示されます。
- プライマリチャネルとセカンダリチャネル:プライマリチャネルとセカンダリチャネルの両方をご利用のお客様は、新旧のダッシュボードを両方使用する必要があり、新しいダッシュボードにはプライマリチャネルの情報が、古いダッシュボードにはセカンダリチャネルの情報がそれぞれ表示されます。
- レガシーアカウントとその他のDC:レガシーアカウントをお持ちのお客様と非プライマリデータセンターでデータを処理されているお客様に関しては、それぞれお使いのチャネルの情報は古いダッシュボードにのみ表示されます。
顧客シナリオ | 古いダッシュボード | 新しいダッシュボード |
---|---|---|
プライマリチャネルのみ | いいえ | はい (プライマリ チャネル) |
プライマリチャネルとセカンダリチャネル | はい (セカンダリチャネル) | はい (プライマリ チャネル) |
レガシーアカウントのセットアップ | はい (全チャネル) | いいえ |
非プライマリDC | はい (全チャネル) | いいえ |
ダッシュボードの新機能
再設計されたダッシュボードには、多くの新機能と拡張機能が備わっています。
拡張されたメトリクスと対象範囲
- 詳細なメトリクス:配信、パフォーマンス、オーディエンス、インバウンド/会話のメトリクスは、最終ステータス、ネットワーク、国やその他の対象範囲に絞り込んで、より細分化することができます。
- 整理されたインサイト:メトリクスは、チャネル固有の詳細情報を強調するように構成されているため、メッセージの配信やインタラクションに関するより深みのある分析情報や示唆を得ることができます。
強化されたフィルタリングと構成済みのチャート
- 柔軟なデータフィルタリング:アカウント、期間や送信者タイプのフィルターを使って、必要な範囲のインサイトだけ求めることができます。isとis not演算子を使ってデータ制御範囲を絞り込むことで、特定の値に焦点を当てたり除外したりして、よりカスタマイズされたデータ分析を行えるようになります。また、SMS、MMS、WhatsApp、Viber BMやRCSなど、複数のチャネル情報に関しては、送信者別にフィルタリングすることも可能です。
- すぐに使えるダッシュボード:事前に構成済みのチャートには各種要因がすでに組み込まれているため、求めているインサイトに関連するデータを容易に見つけ出すことができます。
マルチチャネル分析
- 統一化されたレポート:新しいダッシュボードは、複数のチャネル (SMS、MMS、メール、WhatsApp、RCS、Viber BM) の情報を包括的にカバーしています。
- 一貫したメトリクス:メトリクスは、WebインターフェイスとAPI 送信で一貫しています。
ご不明な点がある場合、またはサポートが必要な場合は、NTT CPaaSのサポート (opens in a new tab) までお問い合わせください。