データのエクスポート
レポートをエクスポートすると、システム内のデータを統合、強化、分析して、より深いインサイトを得ることができます。NTT CPaaSは、**Export (エクスポート)**オプションを使って、プラットフォームとシステム間の安全なデータ交換を可能にします。エクスポートの構成が完了すると、レポートが生成されると、指定した宛先に自動的にアップロードされます。また、定期的にレポートを生成してアップロードするようにスケジュールを組むこともできます。
データエクスポートの構成
-
Webインターフェイス (opens in a new tab)の画面で、Analyze (分析) > **Export (エクスポート)**に移動します。
-
**Create configuration (構成の作成)**を選択します。
-
宛先のタイプを選択します:
- SFTP: NTT CPaaSでは、高水準のセキュリティを確保するために、SFTPを使用することを強くお勧めしています。
- FTP: FTP はサポートされていますが、NAT とプロキシを通過する必要があるため、FTPのアクティブモードは使用できません。
備考セキュリティを強化するために、FTP/SFTPサーバーへの接続を許可するIPアドレスを限定するようにします。 NTT CPaaSでは、デフォルトですべての接続をブロックし、次の IP アドレスのみを許可するようにファイアウォールを構成することをお勧めします。
- 193.105.74.4
- 62.140.31.104
-
**authentication type (認証の種類)**を選択します。
- Password (パスワード): この方法は、認証を簡単に済ませたい場合、または公開キーのようなより安全な認証方法に対応していないレガシーシステムをサポートする場合に使用します。
- Public key (公開キー): この認証方法を使用すると、パスワードベースのアクセスを排除し、セキュリティを強化できます。
公開キー認証のセットアップ
暗号キーをペアで使用する公開キーによる認証は、パスワードでアクセスを許可するよりも安全な認証方法です。この方法は認証強度を高め、パスワードが完全に不要になるため、総当たり攻撃の対抗策としても有効です。公開キー認証をセットアップしておくと、より強力で信頼性の高いセキュリティ対策でシステムを保護することができます。
データエクスポート用の公開キー認証をセットアップするには、次の手順に従います:
-
**public key authentication (公開キー認証)**を選択します。
- 構成を作成する際、認証の種類として **Public key (公開キー)**を選択します。NTT CPaaSは、コミュニケーションのセキュリティを強化できる共有公開キーを提供しています。
-
インターフェイスに表示されている公開キーをコピーします。
-
公開キーを受け入れるようにサーバーを構成します:
- レポートを受信するサーバーにログインします。
.ssh
ディレクトリに移動します。authorized_keys
ファイルを開きます (または作成します)。- NTT CPaaSの公開キーを
authorized_keys
ファイルに貼り付けて保存します。 .ssh
ディレクトリとauthorized_keys
ファイルのパーミッションが正しいことを確認します。
-
構成に必要なエクスポート先の詳細情報を入力します。
- Webインターフェイス上で、ホスト名または IP アドレス、ポート、ユーザー名やリモートパス など、必要な情報をすべて入力します。
-
構成に名前を付けます。
- 構成に名前を割り当てたら、Save (保存) を選択します。
-
接続を検証します。
- 作成した構成のステータスは、[All export configurations (すべてのエクスポート構成) (opens in a new tab)] ページで確認できます。接続が無事確立されると、作成した構成の横に緑色の OKが表示されるようになります。
- エラーが発生した場合は、赤い ERROR が構成のステータスとして表示されます。エラーにカーソルを合わせると、その詳細な内容を表示させることができます。
レポートのエクスポートの自動化
自動エクスポートを有効にするには、レポート作成時にその構成を割り当てます:
- [ Create report (レポートの作成) (opens in a new tab)ページで、**Options (オプション)**セクションに移動します。
- **Export Report (レポートのエクスポート)**の下で開くことができるドロップダウンメニューから対象の構成を選択します。

構成作業が完了すると、レポートは生成後に自動的にサーバーにアップロードされます。これには、1 回限りの単発レポートと繰り返し生成される定期レポートの両方が含まれます。アップロード後は、レポートをお使いのシステムにインポートしたり、マシンフレンドリーなデータとしてさらに処理したりすることもできます。
レポートの作成や管理方法に関する詳細については、Reports (レポート)ページをご参照ください。