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モバイルプッシュ通知とアプリ内メッセージ
受信トレイ

受信トレイ

Mobile SDKの受信トレイは、プッシュ通知のパフォーマンスの低下やユーザーがプッシュ通知 に注意を払っていないかどうかに関わりなく、すべてのアクティブなモバイルユーザーとコミュニケーションを取ることができる事前構築済みの受信トレイソリューションです。

スマートフォンユーザーは、1日に平均46件のプッシュ通知を受け取りますが、プッシュ通知の平均クリック率は、Android (10.7%) とiOS (4.9%) で比較的低くなっています。同時に、メッセージの10〜25%は、GCM/APNSエラーのために配信されません。このデータは、モバイルプッシュ通知を受け取らない、またはプッシュ通知に無関心なモバイルユーザーをどのように引き付けることができるかという課題を提起します。

受信トレイは、この課題の克服に役立ちます。様々なタイプのモバイルアプリケーションで広く使用されており、ユーザーは受信したプッシュ通知のメッセージコンテンツに戻り、都合のよい時間にコンテンツを操作できます。企業にとって、受信トレイはエンゲージメントを高め、プッシュ通知が配信された時にすぐに内容を確認しなかったユーザーやプッシュ通知のメッセージを1件も受け取ったことがないユーザーとコミュニケーションを取る機会を提供します。

受信トレイの活用法

  • プッシュ通知のメッセージは、クラウドベースの受信トレイに保存することができます。その際、保存するメッセージには最初に送信したプッシュ通知のコンテンツがすべて含まれます。デフォルトでは、プレースホルダーや画像を含むメッセージのすべてのコンテンツが受信トレイに保持され、顧客がコンテンツを操作することを決定した時に変更されないようにします。
  • 受信トレイに保存するメッセージは、ブロードキャストおよびモバイルプッシュ通知APIで使用できるすべてのターゲティング機能に対応します。受信トレイに保存するメッセージを特定のユーザーに送信するには、External User ID (外部ユーザーID) を使用する必要があります。
  • メッセージをトピック別に整理しておくと、ユーザーが自分にとって最も重要なメッセージを簡単に追跡できるようになります。また、各メッセージに提供される配信データを使って、モバイルアプリの UI でメッセージを日付でフィルタリングすることもできます。
  • 受信トレイのメッセージに「既読」ステータスを追加すると、既読のメッセージと未読のメッセージを区別できるようになります。このステータスを有効にした場合、ユーザーが受信トレイでメッセージを開いた時に、そのメッセージが既読としてマークされます。

受信トレイは許可されたユーザーのみが使用できます。受信トレイごとに 100件のメッセージ (最大) を保存することができます。メッセージは送信日から 6か月間保持 され、その後は削除され、ユーザーはアクセスできなくなります。

受信トレイの構成

セットアップに関するテクニカルガイド

受信トレイの構成を進められるようにするには、NTT CPaaSがサポートしているモバイルプラットフォームのオペレーティングシステムに応じてMobile SDK内で受信トレイのセットアップを事前に完了しておく必要があります。

トピック

プッシュ通知を受信トレイに保存するには、まずトピックを定義する必要があります。1つのトピックを使用することも、メッセージをいくつかのグループに分けてユーザーに送信するメッセージをグループ別に整理したい場合は複数のトピックを使用することもできます。例えば、プロモーション用のメッセージ、ニュース項目やシステム通知とメッセージ用にそれぞれ個別のトピックを作成できます。

トピックを作成するには、[アプリ] の [モバイル アプリケーション] セクションで [トピック タブを選択します。 トピックには、使いやすく識別しやすいように簡単な名前を付けます。保存 をクリックしてトピックを作成します。ここから、トピック名の編集やトピックの削除など、すべてのトピックを管理できます。トピックに加えた変更は、システム内にすぐに反映されます。

トピックが作成されると、そのトピックはフローやブロードキャスト または API 経由でプッシュ通知を作成する際に、リクエストに含めるTopicというパラメーターとしてWebインターフェイスで選択できるようになります。メッセージまたはプッシュ通知が送信されると、すぐにトピックが適用されます。

トピックが削除されると、Webインターフェイスで新しい構成を選択できなくなります。なお、削除されたトピックの下に存在するメッセージは、削除されません

フローまたはブロードキャストの受信トレイへの送信

フローまたはブロードキャストのSend Push Notification (プッシュ通知の送信) エレメント内のSave to Inbox (受信トレイに保存) ボタンをオンに切り替えて、メッセージまたは通知を受信トレイに保存するようにします。

受信トレイにプッシュ通知を保存するように切り替えたら、通知するトピック を選択する必要があります。

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API経由で受信トレイに送信

また、必要に応じて、 単一のプッシュ通知の送信 (opens in a new tab) 方法または 複数のプッシュ通知の送信 (opens in a new tab) 方法に基づいて、プッシュ通知をAPI経由で受信トレイに送信することもできます。

OMNI API を使用して別のチャネルの フェイルオーバー付きプッシュ通知を送信する (opens in a new tab) 場合は、inboxTopic パラメーターを追加することで、メッセージを受信トレイに送信することもできます。

メッセージの削除

APIを使用して、エンドユーザーの受信トレイからプッシュ通知メッセージを削除することができます。

次の操作を実行できます。

APIで、削除したいメッセージのキャンペーンIDまたはバルクIDを特定することもできます。

ローカル受信トレイ/メッセージ保存用ストレージ

配信したメッセージをデバイスのローカルストレージに保存したい場合があります。その場合は、メッセージ用ストレージ (opens in a new tab) にプッシュ通知を保存するMobile SDKを使用します。

メッセージ保存用のローカルストレージは、ユーザーがログインしている間に届いたメッセージのみを保存します。 送信されても届いていないメッセージががある場合は、そのメッセージをローカル受信トレイでフェッチすることができます。

ローカル受信トレイにはメッセージは保存されません。ユーザーがログアウトすると、受信トレイが空になるため、次回のログイン時には空の受信トレイがユーザーに表示されます。

メッセージ保存用のローカルストレージを構成するには、以下のいずれかのプラットフォームを選択し、GitHubリポジトリの指示に従います:

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