コンプライアンスとガイドライン
SMSキャンペーンを立ち上げる際には、パフォーマンスの低下を防ぐために、常にベストプラクティスとコンプライアンスに沿って準備を進める必要があります。。
メッセージの最適な配信には多くの要因が影響するため、SMSをメッセージの送信チャネルとして使用する場合は、その影響を十分に認識しておくべきです。
不適切なプラクティスは、過剰課金に繋がる可能性があり、特に長いメッセージを分割して複数の個別メッセージとして配信する場合、顧客にスパムを送信しているという印象を与える恐れがあります。
このセクションに記載しているガイドラインに従うことをお勧めします。
国別の要件
送信者名などに関して各国で個別に定めている規制に完全に準拠していることを確認するには、SMSカバレッジと接続性 と題したセクションをご参照ください。そこに記載されている国別の規制を見ると、各国の固有の要件や利用規約に関する包括的な情報が得られます。
無効な番号と形式エラー
Webインターフェイスに無効または誤った形式の携帯電話番号を追加すると、システムがこれを検出し、メッセージの送信を停止します。これにより、受信されることのないメッセージに対して課金されることを防ぐことができます。
これは、NTT CPaaSが提供する、番号データベースを整理した状態で維持できるようにするための追加サービス です。配信到達性を高めてキャンペーンの成果を向上させることができるこのサービスを定期的に活用することをお勧めします。
重複するメッセージや電話番号
キャンペーンでは、同じ番号に同じメッセージを何度も送信するようなことがあってはなりません。
同じメッセージを同じ番号に2回送信するようにキャンペーンを設定した場合、キャンペーンが開始されると、NTT CPaaS Webインターフェイスは重複メッセージを検出し、それを再び送信することはありません。
重複するメッセージや番号を検出する機能が使用できるのはNTT CPaaS Webインターフェイスのみで、API経由ではご利用いただけません。
番号の形式
番号の形式としては、E.164の使用が強く推奨されます。E.164は、国際的に標準化されている最大15桁の番号です。
電話番号は、国コードで始まり、次にネットワークコード、そして購読者番号が続く必要があります。プレフィックスの + (プラス) は不要です。
E.164の形式ではない電話番号でも、お使いの端末やネットワークによっては使用できる場合があります。
例:クロアチアの番号は385981234567の形式であるのに対し、英国の番号は447712345678の形式となります。
ブロックリスト
この先の連絡を希望しない電話番号とメールアドレスはすべて、配信停止リスト 内に保存されます。この機能はブロックリストとも呼ばれ、キャンペーン情報に関するメッセージコミュニケーションからオプトアウトしたユーザーにはそうした情報が送信されないようにします。これにより、GDPRなどの重要な個人データ規制に引き続き準拠しながら、会社からのメッセージコミュニケーションの受信を停止したい人が本当に配信停止リストに登録されているかどうかを常に追跡できます。
複数のアカウントを管理する場合は、ブロックリストに登録されたレコード用に特定のアカウントを選択できます。その瞬間から、ブロックリストに登録されたレコードにメッセージを送信しようとすると、プラットフォームはこのメッセージを拒否し、不要なメッセージコミュニケーションが送信されるのを防ぎます。
ブロックリストは、以下の方法で作成または追加できます:
- ブロックリストAPI (opens in a new tab) を通じてCreate blocklists (ブロックリストの作成) (opens in a new tab)を使用する
- People データプラットフォームでDo Not Contact list (配信停止リスト) を使って手動で行う
- Moments のコミュニケーションフローを使って自動的に行う - エンドユーザーが応答する際に特定のキーワード (STOPなど) を使って登録を解除すると、ブロックリストレコードが自動的に作成されます。この機能は、SMSとMMSチャネルで利用可能です。
- URL_OPTOUT - エンドユーザーがメッセージに含まれるオプトアウト用のリンクをクリックすると、ブロックリストのレコードが自動的に作成されます。
- CAMPAIGN - ブロックリストのレコードは、フローのトリガーされたイベントによって自動的に作成されます(例えば、メッセージが24時間以内に開封されなかった場合、ブロックリストに追加されます)。
ブロックリストへのパーソンの追加
ブロックリストには、手動または自動でパーソンを追加できます。
ブロックリストにパーソンを手動で追加する方法:
- Webインターフェイスにログインします。
- Peopleで、Configuration (構成) タブに移動します。
- Do Not Contact list (配信停止リスト) を選択して、登録解除されたユーザーを表示します。
- 新しい連絡先を追加するか、メッセージコミュニケーションを以降受け取りたくないパーソンのリストをインポートします。
ブロックリストにパーソンを自動で追加する方法:
- Momentsに移動し、メッセージコミュニケーションを作成します。
- Add to Do Not Contact list (配信停止リストへの追加] というエレメントを選択します。
- 検証して起動します。顧客が特定のテキストで返信したり、特定のアクティビティを実行したりすると、このエレメントがアクティブになり、顧客の番号またはメールがブロックリストに登録されます。
API経由でブロックリストにパーソンを追加する方法:
- ブロックリストAPI (opens in a new tab)を使用します。
- コミュニケーションを受け取るのを止めたい受信者のリストをプログラムで管理したり、追跡したりし、GDPRなどの重要な個人データ規制への準拠を維持します。
ブロックリストのガイドライン
ブロックリストに関する以下の使用ガイドラインにご注意ください:
- メインアカウントは、メインアカウントとサブアカウントのブロックリストにアクセスできます
- サブアカウントは、サブアカウントのブロックリストにのみアクセスできます
- 送信者用のブロックリストは、数字または英数字で作成できます
- 送信先は50,000件を超えることはできません(リクエストあたりのAPI制限)
送信先
以下のような送信先をブロックできます:
- 国際形式の番号:41793026727
- 有効なメールアドレス:recipient@example.com
ブロックリスト対応チャネル
ブロックリストに対応している送信用チャネル:
- SMS
- MMS
- Viber
- RCS
- メール
オプトインとオプトアウトのメッセージ
パーミッションベースのマーケティングは、キャンペーンを成功させるために不可欠であり、規制法や推奨事項への準拠も保証します。NTT CPaaSのSMSはオプトインとオプトアウトをサポートしており、ビジネスメッセージがそれを受信することに同意している顧客にのみ送信されることを保証しています。
この機能により、メッセージを送信する前に、受信者に連絡するパーミッションが与えられます。顧客への連絡のパーミッションを得ることは基本的なマナーとされており、国によっては法律 (GDPR、CCPAなど) で義務付けられているところもあります。
米国でのオプトインとオプトアウトの詳細については、[同意とは] (/essentials/usa-and-canada-compliance/us-sms-compliance-guide#what-is-consent) と題したセクションをご参照ください。
オプトイン機能を使用すると、ユーザーはSMSリストに加わるためのテキストメッセージを送信でき、SMSを使用してマーケティングメッセージやその他のアラートを送信するパーミッションがビジネス側に付与されます。
オプトアウト機能を使用すると、エンドユーザーは受信したSMSの末尾に追加されたURLをクリックして登録を解除し、その英数字送信者からのSMSメッセージを受け取らないようにすることができます。
オプトアウトは、次の理由で必要です:
- 一部の英数字送信者は、URLオプトアウトオプションが常に必要なため
- すべてのチャネルとすべてのリージョンで必須のため
- ブロックリストをセットアップする際に必要な情報であるため
特別オファーや新製品のアップデート、特別セール、ロイヤリティクラブなどに関するコミュニケ―ションの際に、顧客にオプトインを促すこともできます。オプトインは、オンラインフォーム、コンテストへのエントリー、またはご指定の番号やその他のチャネルへのメッセージの送信を通じて収集できます。
フリーダイヤルのSMS番号
フリーダイヤル SMS 番号には、通信事業者またはアグリゲーター レベルで強制される必須のオプトアウト レイヤーがあります。この動作は NTT CPaaS の外部であり、無効にしたりカスタマイズしたりすることはできません。
オプトアウト (STOP) 処理
終了ユーザーがフリーダイヤルSMS番号に STOP を送信する場合:
- フリーダイヤル番号は、ネットワーク層でそのエンドユーザーに SMS メッセージを送信できなくなります。
- このブロックは、NTT CPaaS キーワードの設定やアプリケーションロジックに関係なく適用されます。
- 通信事業者またはアグリゲーターは、エンド ユーザーに自動応答を送信し、そのフリーダイヤル番号またはプログラムからのメッセージの受信を解除したことを確認します。
オプトイン (START または UNSTOP) 処理
同じエンド ユーザーが後でフリーダイヤル SMS 番号に START または UNSTOP を送信すると、次のようになります。
- 以前に適用されたブロックは、ネットワーク層で削除されます。
- フリーダイヤル番号は、そのエンドユーザーに SMS メッセージを再度送信できます。
権威あるネットワーク動作
ネットワークレベルの STOP および UNSTOP 処理は権限があります。NTT CPaaSがプラットフォームからのメッセージ送信を許可しても、フリーダイヤル番号がネットワークレベルでブロックされたままの間は配信されません。
この動作により、通信事業者の要件への準拠が保証され、すべてのフリーダイヤル SMS トラフィックに一貫して適用されます。
ローミング番号
キャンペーンを開始すると、受信者がローミング状態になる可能性があります。あらゆる方法を用いて、プラットフォームはこれらのメッセージを受信者に届けるためにさらに転送しますが、そのような状況での配信は保証できません。
メッセージのスケジュール設定
高度なメッセージのスケジュール設定機能は、NTT CPaaSのAPIを使用するか、Webインターフェイスで直接セットアップできます。
キャンペーン作成時にWebインターフェイスのスケジュール設定オプションを使用して、タイムゾーンに従って開始時刻と終了時刻を指定します。
HTTP API を通じてスケジュールを組む場合、クライアントが sentAt を目的の値に設定する必要があります (2015-07-07T17:00:00.000+01:00)
SMPP API を通じてスケジュールを組む場合、相対時間形式(「070605040302100R」)で入力して、schedule_delivery_time を目的の値に設定する必要があります。この例の場合は、メッセージが今から7年、6カ月、5日、4時間、3分、2秒、10分の1秒後に配信されることを意味します。
長文メッセージ
SMSメッセージはすべて、メッセージごとに課金されます。長いSMSメッセージを送信すると、メッセージの文字数の制限により、メッセージは複数のメッセージに分割されます。
つまり、1つのキャンペーンに含まれる個々のメッセージはすべて個別に課金されます。
メッセージの長さの許容値は、モバイルネットワークによって異なります。送信する長文SMSは5~7分割以内に抑えることをお勧めします。特定のネットワーク制限に関する詳しい情報については、サポート (opens in a new tab) に問い合わせてください。