データのクエリ
メトリクスAPIは、サービス全体のトラフィックに関連するクエリと結果の抽出を容易にします。このAPIをシステムにシームレスに統合しておくと、事業活動の様々な側面に関するインサイトを得られるようになります。
分析用の非同期クエリ
クエリの送信
クエリを送信するには、メトリクスAPIにPOSTリクエストを出す必要があります。APIは、このリクエストをバックグラウンドで処理するように NTT CPaaS に指示します。クエリの送信が成功すると、APIは201ステータス、ならびに後の手順でクエリを参照する時に必要になる requestID
を返します。
リクエストに (callbackUrl
パラメーターを使って) コールバックURLパラメーターを指定して、処理されたクエリ結果の出力先を決めておくと、ワークフローの効率性を高められます。
クエリの処理状況の取得
クエリの処理状況を確認したい時は、メトリクスAPIに GET
リクエストを送信します。その際、POST
コールで返されたリクエストIDを指定する必要があります。
リクエスト本文
このセクションでは、クエリのJSONリクエスト本文で使用できる各パラメーターについて説明します。クエリで使用できるメトリクスとディメンションの詳細については、メトリクスとフィルター と題したセクションをご参照ください。
プロパティ | 説明 | 必須 |
---|---|---|
filter by (フィルター条件) | データのフィルター処理に使用できるディメンションのことです。フィルターと組み合わせることができます。 詳細については、フィルタリング用パラメーター の一覧をご参照ください。 | 可 |
aggregate by (集計条件) | メトリクスをグループ化するディメンションの配列です。 詳細については、サポートされているディメンション の一覧をご参照ください。複数のディメンションを指定できます。 | 可 |
metrics (メトリクス) | クエリにメトリクスを1つ以上指定し、各メトリクスにメトリクス名のみを含めることができます。 | 可 |
制約
早期アクセスフェーズでは、メトリクスAPIはまだすべてのデータセンター (DC) に展開して使用可能になっておらず、地域ごとに制限が設けられている可能性があります。それぞれの地域でAPIへのアクセスに関連する問題が発生した場合や質問がある時は、サポート (opens in a new tab) にお問い合わせください。
レガシーアカウント
メトリクスAPIは、従来のアカウント設定では使用できない場合があります。この機能へのアクセスに問題がある場合は、サポート (opens in a new tab)にお問い合わせください。
時間範囲のクエリ
メトリクスAPIを使用すると、様々な時間粒度で集計データを取得できます。使用可能な粒度と要求された日数の範囲によって生じる制約については、以下の通りです:
許容粒度:
HOUR
(時間)DAY
(日)WEEK_SUNDAY
(週_日曜日)WEEK_MONDAY
(週_月曜日)WEEK_SATURDAY
(週_土曜日)MONTH
(月)QUARTER
(四半期)YEAR
(年)
リクエストされた日数の範囲によっては、使用できない粒度があります。制約の概要を以下に示します:
粒度 | 最大範囲 | 例 |
---|---|---|
HOUR (時間) | 14日間 | 2023-05-01から2023-05-14までのデータをリクエストする場合は、HOUR の粒度を使用できます。 |
DAY (日) | 93日間 | 2023-02-01から2023-05-05までのデータをリクエストする場合は、DAY の粒度を使用できます。 |
WEEK (週)とMONTH (月) | 371 日間 | 2022-06-01から2023-06-06までのデータをリクエストする場合は、WEEK_SUNDAY 、WEEK_MONDAY 、WEEK_SATURDAY またはMONTH の粒度を使用できます。 |
QUARTER (四半期)とYEAR (年) | 1100 日間 | 2021-01-01から2024-01-05までのデータをリクエストする場合は、QUARTER またはYEAR の粒度を使用できます。 |